第31回日本定位放射線治療学会

ご挨拶

会長:齊藤 延人

第31回日本定位放射線治療学会
会長 齊藤 延人
東京大学医学部脳神経外科 教授

今般、第31回日本定位放射線治療学会会長を拝命し、学術集会を開催する運びになりました。教室員一同、大変光栄に存じております。当初は2022年5月27日(金)に東京都内のお茶の水ソラシティカンファレンスセンターにて開催と計画しましたが、新型コロナウイルス感染症流行の影響により、現地とオンラインのハイブリッド形式での開催といたしました。

本会は、定位放射線治療に関する会員の研究発表、知識の交換、国際交流を求め、以て学術の発展および人類の福祉に寄与することを目的として、1992年に発足しました。ちょうど1990年にガンマナイフの国内第1号機が東京⼤学には導⼊され、その後国内の各地にもガンマナイフが導入されたことが契機になっています。その後、ガンマナイフのほかにもサイバーナイフ、Xナイフなど定位放射線治療装置の種類も増え、また、重粒子線や陽子線治療、ホウ素中性子捕捉療法などの定位放射線治療の仲間の全く新しい治療法も充実してきました。最近になってもまだ新しい機種が出てきています。

そこで、本会のテーマは「定位放射線治療のマルチモダリティー」とし、あらゆる定位放射線治療を対象として開催することといたしました。定位放射線治療領域の基礎から臨床を幅広く取り上げ議論していただきたいと企画しております。ハイブリッドのメリットを生かし、海外から3名の演者をお願いしました。教育講演としてMayo Clinic のBruce. E. Pollock先生にBiologically Effective Doseに関するご講演をいただきます。特別講演として、山梨大学医学部放射線医学講座の齋藤正英先生に体幹部SBRTについて、John R. Adler先生と金彪先生には新しい治療装置のZAP-Xの話を、UCLAのPatrick Kupelian先生にStereotactic Radiotherapy in the Worldのタイトルでご講演をいただきます。シンポジウムとしては、「定位放射線治療の多様化と新技術:現状と展望」、「体幹部への定位放射線治療:emerging evidence」、「Quality managementと安全性の追求」、「多様化する定位照射戦略: 長期成績と新たなエビデンス」の4つのテーマを取り上げました。その他、一般演題、ランチョンセミナー、イブニングセミナー、機器展示で構成しております。定位放射線治療の明日を築くために皆様にとって有意義な会となるよう、多くの先生にご参加いただき、活発なディスカッションを通して会を盛り上げていただければ幸いです。どうぞよろしくお願い申し上げます。

ページトップ